ビショップは盤の半分しか見られません。ミドルゲームではほかの駒に隠れていたこの弱点が、ビショップエンドゲームではすべてになります。自分のビショップがどのマスを支配し、どのマスには決して届かないか。そしてポーンがどこにあるか。それでほとんどが決まります。
ビショップエンドゲームのパズルは、一見穏やかです。ところが、間違った色のポーン1つや、相互ツークツワンクでのたった1テンポが、勝ちと引き分けを分けていることに気づきます。
同色か、異色か?
まず確認するのは、2つのビショップの色です。
同色ビショップは同じマスを奪い合います。この終盤は、ポーンの形とキングの活躍で決まることが多いです。相手のビショップの色のマスにポーンが固定された側は、守るべき標的を抱えます。守る側のビショップはそのポーンを守りつつ別のものも止めなければならず、攻める側はツークツワンクを作れることがあります。
異色ビショップは、引き分けになりやすいことで有名です。それぞれのビショップは相手が決して争えないマスを支配しているので、守る側は自分の色のマスで封鎖を築けます。これはポーンがいくつ多くても破れないことがよくあり、2つ多くても足りないことも。攻める側の最大のチャンスは、たいてい遠く離れた2つのパスポーン。ビショップ1つとキング1つに、広すぎる範囲を守らせるのです。
見分けたい定番のアイデア
- 間違った色のビショップ。 ビショップがプロモーションのマスを支配していないと、ビショップとルークポーンだけでは引き分けにしかならないことがよくあります。守る側のキングがその隅にたどり着けば、もう追い出せず、ポーンは決してクイーンになれません。
- グッドビショップとバッドビショップ。 自分の色のマスにある味方のポーンに閉じ込められたビショップは受け身です。パズルでは、自分のビショップを解放する手や、相手のポーンを自分のビショップの色のマスに固定して攻撃できるようにする手がよく正解になります。
- ビショップ対パスポーン。 ビショップは、ポーンの通り道の1マスを押さえるだけで、遠くからでもポーンを止められます。だから片方のサイドを守りながら、キングをもう片方で戦わせられます。
- ツークツワンク。 駒が少ないと、ビショップの待ち手が最善手になることがあります。重要なマスをすべて押さえたまま、相手に後退を強いるのです。
正解の見つけ方
まず、頭の中の盤に重要なマスを書き込みましょう。プロモーションのマス、パスポーンの前のマス、そしてそれぞれのビショップが支配する色。次に、そのうち相手のビショップが決して届かないマスを探します。その隙間が、たいていあなたのキングやポーンの向かう先です。
続いて、ポーンのサクリファイスを探しましょう。ビショップエンドゲームでは、相手のビショップが押さえられない色のマスへ進むポーンは止めにくく、ポーン1つを捨てて反対のサイドにパスポーンを作るのは、よくある勝ちのアイデアです。
避けたいミス
よくあるのは、ポーン1つ得だからと楽勝のつもりで異色ビショップの終盤に交換してしまうこと。もう1つは、ポーンを全部自分のビショップと同じ色に置いて、ビショップを大きなポーンにしてしまうこと。ルークポーンの罠にも気をつけて。すべてを交換する前に、向かう先の隅を自分のビショップが本当に支配しているか確かめましょう。
実戦のコツ
- マスだけでなく色で考える。 プランを立てるたびに「相手のビショップはこのマスを押さえられる?」と問いかけましょう。
- キングを積極的に使う。 ビショップエンドゲームで封鎖を破り、ポーンを取るのはキングです。早めに前へ出しましょう。
- 待ち手を探す。 積極的な手がどれも何かを台無しにしそうなら、問題を相手に押しつける静かなビショップの一手があるかもしれません。
こうしたパズルを定期的に解けば、マスの色の感覚が自然になじんできます。エンドゲームでも、そこへ至るミドルゲームでも。





