ダブルチェックのパズル:キングしか動けない瞬間

2つのチェックが同時にかかれば、合い駒も駒取りも無理。キングを動かすしかなく、すぐメイトになることもよくあります。

アプリ内に1,752問

ダブルチェック(将棋でいう両王手)は、その名のとおり、キングが2つの駒から同時に攻撃される形です。ほとんどはディスカバードチェックから生まれます。前の駒が動いて自分でもチェックをかけ、同時に後ろの駒のチェックも開くのです。

ダブルチェックが特別なのは守り方、というより守りようがないことです。1つの駒で2本のラインはふさげず、一手で2つの攻め駒も取れません。指せるのはキングの手だけ。キングに安全な逃げ場がなければ、ほかの駒が攻め駒を2つとも取れる状況でもチェックメイトです。

なぜこれほど強制力があるのか

ふつうのチェックには、攻め駒を取る、ラインをふさぐ、キングを動かす、の3つの対応があります。ダブルチェックは最初の2つを消します。だからチェスでもっとも強制力のある手で、守る側にほとんど選択肢を残さないので、パズルの作り手にも大人気です。

ダブルチェックのコンビネーションには、意外な特徴もあります。取られるマスに駒を置いてもかまわないのです。キングが動くしかない以上、相手には取る暇がありません。

わかりやすい例

白はe1にルーク、e4にビショップ。黒のキングはe8で、そのあいだのマスとf5、f7は空いています。ルークは自分のビショップにふさがれています。

白はBg6+。ビショップがeファイルを離れたのでルークがeファイルからチェックし、さらにg6のビショップもf7を通る斜めのラインからチェックしています。これがダブルチェックです。黒はビショップを取ることも、どちらかのラインをふさぐこともできません。キングを動かすしかなく、自分の駒に囲まれていれば、その場で終わりです。

パズルでダブルチェックを見つける

次のサインを探しましょう。

  • 自分の駒が、自分のルーク、ビショップ、クイーンと相手のキングのあいだに立っている。
  • その前の駒が、自分でもチェックをかけられるマスへ行ける。
  • 相手のキングの空きマスが少ない。たいていは自分の駒に囲まれているから。
  • 1つの駒のチェックなら簡単に合い駒や駒取りで防げるが、ダブルチェックなら防げない。

前の駒としてはナイトが最高です。ナイトのチェックは合い駒でふさげないからです。ナイトのチェックに後ろからのルークやビショップのチェックを重ねれば、守る側にはキングの手しか残りません。

気をつけたい失敗

  • 駒がタダで取られそうに見えて見逃す。 Bg6+のような手は、ビショップを取られそうに見えて候補から外されがちです。でもダブルチェックなら取れません。
  • キングの逃げ場を忘れる。 ダブルチェックでキングは動くしかありませんが、安全なマスがあれば攻撃は空振りかもしれません。先にそのマスを数えましょう。
  • ふつうのチェックで妥協する。 ディスカバードチェックとダブルチェックの両方があるなら、たいていダブルチェックのほうが強力です。指す前に比べましょう。

実戦で役立つコツ

  1. まずダブルを探す。 ディスカバードチェックがあるときは、前の駒もチェックできないか考えましょう。
  2. 取られそうな駒は読みから外す。 ダブルチェックのあとはキングの手しかないので、それだけ読めば十分です。
  3. サクリファイスで準備する。 キングを正しいラインに引きずり出すサクリファイスが、1手後のダブルチェックの準備になることはよくあります。

ダブルチェックはふだんの対局ではめったに出ません。だから見落としやすく、決まったときの破壊力は絶大です。

例題パズル

まずは自分で考えてみましょう。準備ができたら正解を開いて、一手ずつ確認できます。

パズル 1

2手メイト 白の手番 レーティング 841
正解を表示

正解

  1. 16.
  2. 17.

パズル 2

3手メイト 黒の手番 レーティング 1438
正解を表示

正解

  1. 34…
  2. 35.
  3. 36.

パズル 3

2手メイト 白の手番 レーティング 1658
正解を表示

正解

  1. 18.
  2. 19.

MateMindでダブルチェックを練習

このテーマのパズルが1,752問、あなたのレーティングに合わせて出題されます。ブロンズ、シルバー、ゴールドを目指しましょう。すべて無料です。

App Storeで近日公開