本当の読みは2手メイトから始まります。1手メイトなら見る局面は1つだけ。ここでは自分の手、相手の最善の応手、そしてどの応手にも決まるとどめの一手を思い描く必要があります。その真ん中、相手の応手のところで、読み間違いのほとんどが起きます。
うれしいことに、2手メイトは最後まで読み切れる短さです。決まった手順で考えれば、駒に触れる前に答えが正しいと確信できます。
まずは強制手から
いつも強制力のいちばん強い候補から始めましょう。相手の選択肢がいちばん少なくなるからです。
- チェックなら、受けはキングの移動、チェックしている駒を取る手、合い駒に限られます。
- 駒取り、特にキングのまわりの守り駒を取る手。
- 次の手でメイトするという脅し。
2手メイトの多くは、キングを致命的なマスへ引きずり出すか、最後の守り駒を消すチェックやサクリファイスから始まります。まずはそこから試しましょう。どの合法手で応じてもメイトになるチェックが見つかれば、完成です。
決め手が静かな手のとき
いちばん美しい2手メイトは、チェックもせず駒も取らない手から始まります。こうした静かな手の役割は、たいてい次の3つのどれかです。
- 逃げ道を奪う。 駒がすっと定位置に入ってキングの最後の逃げ場を消し、メイトの脅しが防げなくなります。
- 2つの脅しを同時に作る。 相手は片方のメイトは止められても、両方は止められません。
- ツークツワンクに追い込む。 守る側はどの手を指してもどこかが弱くなります。合法手が少ないときによく起こります。
どのチェックも逃げ道1つの差で失敗するなら、静かな1手目が正解であることが多いです。「もう一度自分の手番なら、メイトはある?」と自問しましょう。答えがイエスなら、そのメイトを残したまま、あらゆる受けを止める静かな手を探します。
すべての応手を確認する
確実に解ける人と勘に頼る人を分けるのが、この習慣です。1手目の候補が決まったら、予想している応手だけでなく、意味のある応手をすべて挙げましょう。
- キングのすべての移動。
- すべての駒取り、特に今動かした駒を取る手。
- 守る側がかけられるすべてのチェック。チェック1つで計画が崩れることがあります。
- 合い駒になるすべての手。
- メイトするマスを守るあらゆる手。
それぞれの応手に対してメイトする手を見つけます。メイトのない応手が1つでもあれば、その候補は間違い。戻って次の候補を試しましょう。時間がかかりそうですが、典型的な2手メイトでは守る側のまともな選択肢は数個だけなので、すぐに当たり前になります。
よくある落とし穴
- 「自然な」応手を前提にする。 相手はあなたの望む手ではなく、メイトを止める手を指してきます。
- 守る側のチェックを見落とす。 思わぬ切り返しのチェックは、勝ちに見えるアイデアを崩すいちばん多い原因です。
- ステイルメイトを忘れる。 チェックせずに相手の合法手をすべて奪う静かな手は、勝ちではなく引き分けです。
- 最初に見えたメイトで止まる。 1つの応手にメイトがあっても、その手が正しい証明にはなりません。残りも確認しましょう。
練習のコツ
- 頭の中に変化の木を描きましょう。 自分の手、そして相手の各応手とそのメイト。空白の枝が1本でもあれば、まだ終わっていません。
- キングにできないことを見ましょう。 決め手のあとの守る側の合法手を数えます。応手が少ないほど確認は楽です。
- ヒントは控えめに。 行き詰まったらヒントが正しい駒を教えてくれますが、その前にチェック、駒取り、脅しをひととおり確かめましょう。
2手メイトは、抜けのない読みを鍛えるのにうってつけの練習場です。ここで身につけた「すべての応手を確認する」習慣が、ずっと長いコンビネーションでもあなたを支えてくれます。










