強く、速く、まだ伸びる
クイーンに到達したなら、本物の強い解き手です。よくあるパターンはひと目でわかり、4〜5手の強制手順も自信を持って読め、パズルの見え見えの罠にはめったにかかりません。コンビネーションがあれば、見つける前に気配を感じることも多いでしょう。
表示されるランクはもうクイーンIより下がりません。ランクが落ちる心配なしに、トレーニングで思い切った挑戦ができます。
クイーンとキングを分けるもの
このレベルで残る差は、ごくわずかです。知識より、正確さの差です。
強制手ではない1手目
レーティング2000前後のパズルの多くは、静かな手から始まります。キングの1歩、駒を引く手、大事なマスを奪うポーンの突き。強い人ほどチェックと駒取りを先に探してそこで止まるので、見逃しがちです。もうひとつ問いかける習慣をつけましょう。「もし今、相手が指さなければならないとしたら?」これがツークツワンクのアイデアや、守りを始まる前に封じる予防の手につながります。
ひねりのある長い手順
読みの力は十分です。でもパズルは今、手順の奥に守りの手段を隠しています。カウンターチェック、テンポを稼ぐ合駒、ステイルメイトのトリック。1手目を指す前に、最終局面をはっきり思い描きましょう。ぼやけているなら、読みを続けます。
直感より正確さ
「この手だ」という感覚は役に立ちます。でもこのレーティングでは、直感だけだとポイントを失う程度にはよく外れます。決める前に確かめましょう。
磨きたいテーマ
キングへの攻撃。 h7やf7への定番のサクリファイスはよく出てきます。ビショップがh7でチェックしながら取り、ナイトとクイーンが続く「グリークギフト」もそのひとつ。中央に取り残されたキングへの攻撃も同じです。
3手メイト以上。 長いメイトは、まさに必要な力を鍛えます。相手の応手ごとに枝分かれする木を、頭に保つ力です。
正確なエンドゲーム。 キングが1手損して相手に手番を渡すトライアンギュレーションや、サクリファイスでパスポーンを作るポーンのブレイクスルーは、このレベルの定番です。ルークエンドゲームも引き続き欠かせません。
アンダープロモーションとステイルメイト。 ルークやビショップへの昇格でステイルメイトを避けられる場面と、守る側がステイルメイトを狙っている場面を見抜きましょう。
クイーンランクの練習法
練習は長さより集中です。1日10問を、ゆっくり最後まで解き切れば十分。盤で駒を動かす前に、頭の中で最終局面までたどり着きましょう。
週に1回はテーマモードで、まだシルバーのテーマを選んでゴールドまで仕上げましょう。攻撃、N手メイト、エンドゲームのテーマでゴールドバッジがそろってきたら、キングランクへの準備ができたはっきりしたサインです。
間違えたら、答えを見て終わりにしないこと。読みが狂った瞬間を正確に突き止めましょう。この習慣が、1900を2100に変えます。
キングへの道のり
1900でクイーンII、2000でクイーンIII、2100でキングです。昇格のたびにシュプリンガーがお祝いしてくれて、段階ごとに電球も増えていきます。










