アラビアンメイト:ルークとナイトが隅のキングを捕らえる

ルークが隅のキングの真横からチェック。ナイトがルークを守り、最後の逃げ場もふさぎます。

アプリ内に1,192問

アラビアンメイトはチェスで最も古いメイトのパターンの1つですが、今でも立派に通用します。必要なのはルークとナイトの2つだけ。舞台は盤の隅という、ごく限られた場所です。相手のキングがそこで身動きできなくなったら、このパターンが待っていることがよくあります。

魅力は、2つの駒の連携のむだのなさ。ルークは至近距離からチェックし、ナイトはルークを守りつつ最後の逃げ場も押さえる、一人二役です。

完成形

黒のキングはh8。白のルークがすぐ隣のh7でチェックをかけ、白のナイトはf6にいます。

逃げ場がどう押さえられているか見てみましょう。

  • h7にはルークがいて、f6のナイトが守っているので、キングは取れません。
  • g7は7段目なので、ルークが押さえています。
  • g8はf6のナイトが押さえています。

ほかの黒の駒がルークを取れなければ、これでメイト。どの隅でも同じで、たとえばキングa1、ルークa2、ナイトc3でも成立します。

近い仲間に、ルークがバックランクに沿ってチェックする形もあります。ただ、典型的なアラビアンメイトは、隅のキングの真横、7段目にルークが立つ形です。

配置を見抜く

アラビアンメイトは、エンドゲームや駒の減ったミドルゲームによく現れます。キングを守る駒があまり残っていないからです。典型的なサインはこちら。

  • 相手のキングがすでに隅にいるか、隅へ追い込める。
  • 自分のナイトがf6(または左右反転したマス)に安全に入れる。
  • 自分のルークが7段目に入れる。たいていはオープンファイル経由か、横からのチェックで。

よくある導入は、まずナイトをf6に置き(チェックで入ることが多いです)、それからルークをh7へ運ぶ手順です。先にh7のポーンを取り除く必要があることもあり、たとえばルーク自身がRxh7#と取ります。ミドルゲームでf6のナイトとhファイルや7段目のルークがそろったら、守る側にとって大きな危険信号です。

つまずきやすいところ

攻める側の主なミスは、ナイトのマス違いです。ナイトはh7を守りつつg8も押さえなければならず、その両方をこなせるのがf6。g5のナイトはh7を守れてもg8が空くので、キングはそこから逃げます。守り側のルークやビショップがh7で取れないかも確かめましょう。

守る側は、局面が開けてくるとキングを隅に隠しがち。そこが一番安全だと思うからです。でも実は、隅こそアラビアンメイトの住みか。h8のキングの近くで白のナイトをf6に居座らせるのも危険で、hポーンがもうないなら特に要注意です。

練習のコツ

  1. 三角形を覚える。 キングの真横にルーク。ナイトは、そのルークと隅のもう1つの隣マス(キングがh8ならg8)の両方にナイトの動きで届く位置に。この形が頭に浮かべば、盤上でもすぐ見つかります。
  2. 追い込んでから捕らえる。 エンドゲームでは、仕上げの形を組む前に、チェックでキングを隅へ押し込みましょう。
  3. f6のナイトを警戒する。 守る側でキングがh8やg8にいるなら、f6に来たナイトは交換するか追い払いましょう。

このページの例題パズルを見れば、このシンプルな2駒のパターンが実戦をどれほどよく決めているかがわかります。

例題パズル

まずは自分で考えてみましょう。準備ができたら正解を開いて、一手ずつ確認できます。

パズル 1

2手メイト 白の手番 レーティング 1132
正解を表示

正解

  1. 32.
  2. 33.

パズル 2

2手メイト 黒の手番 レーティング 1399
正解を表示

正解

  1. 21…
  2. 22.

パズル 3

3手メイト 白の手番 レーティング 1572
正解を表示

正解

  1. 22.
  2. 23.
  3. 24.

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