上級者向けパズルが求めるもの
レーティングおよそ1500〜2000の上級者向けパズルは、気の利いた1手ではなかなか解けません。求められるのは手順全体の正確さです。典型的な正解は3〜5手で、2つか3つのタクティクスが混ざり、わかりやすい続きが通用しない場面が少なくとも1回あります。
種類も増えます。キングへのサクリファイス攻撃もあれば、正確に守る問題、勝ちにつながる唯一の静かな手を探す問題、キングの1歩の誤りで勝ちを逃すエンドゲームもあります。共通点は、1手目を指す前に最終局面が見えていなければならないことです。
このレーティング帯で優先したい練習
信頼できる読み
今いちばん価値があるのは、強制手順を最後まで正確に読む力です。指す前に候補手を挙げ、それぞれを読み、一手ごとに守る側の最善の応手を確認しましょう。3手メイトはその練習にうってつけです。相手が応じるたびに変化が枝分かれするからです。
静かな手と予防
このレーティング帯のパズルの多くは、チェックでも駒取りでも直接の脅しでもない手から始まります。大事な逃げ道を奪う手、唯一の反撃を防ぐ手、相手をツークツワンクに追い込む手。強制力のある手が通用しないなら、攻撃的に見える手ではなく、局面が何を求めているかを考えましょう。
高度なタクティクスのモチーフ
フォークやピンの先へ。別の駒のためにラインを開けるクリアランスのサクリファイス、守り駒を遮るインターフェアレンス、相手の駒越しのXレイ攻撃、デスペラード、ナイトやルークへのアンダープロモーション。どれもよく出てきます。
攻撃のパターン
定番の攻撃は集中して練習する価値があります。h7へのビショップのサクリファイス、キャスリングしていないキングへの攻撃、そしてスマザードメイト、アナスタシアメイト、ボーデンメイトなどのメイトのパターンです。
エンドゲーム
ルークエンドゲームは実戦で最も多いエンドゲームです。ルセナポジション、フィリドールポジション、相手キングの遮断を覚えましょう。ポーンエンドゲームにはトライアンギュレーションとポーンのブレイクスルーも加えましょう。
1日に何問?
このレベルでは、1日10問をしっかり解くのが強いルーティンです。時間と集中力があれば20問でもかまいませんが、上級者向けパズルは急ぐと痛い目にあうので、多ければいいわけではありません。デイリー目標10問に加えて、週に1〜2回、ひとつのテーマ(特にエンドゲーム)に絞った長めの練習を入れると効果的です。
ミスの復習もルーティンに。解けなかったパズルが戻ってきたら、読みが狂った手を正確に突き止めましょう。その振り返りが、ミスを二度と見逃さないパターンに変えてくれます。
上級者がはまりやすい落とし穴
パターン認識を過信する。 似た局面を何度も見てきたので、見慣れた手を指してしまう。上級者向けパズルは、その局面だけが違うひとつの細部を軸に作られていることがよくあります。
守りの手段を見落とす。 手順の奥のカウンターチェック、デスペラード、ステイルメイトのトリックが、美しいはずのコンビネーションを崩します。
エンドゲームをおろそかにする。 ミドルゲームのタクティクスでここまで来て、簡単そうなエンドゲームでポイントを落とすプレイヤーは多いもの。エンドゲームの正確さは学べば身につき、成果もすぐ出ます。
惰性で解く。 長い練習の終わりごろは正確さが落ちます。当てずっぽうで指している自分に気づいたら、やめて明日また。連続記録はちゃんと待っています。
エキスパート向けパズルに進むサイン
次のような状態なら、次のレベルへの準備はできています。
- レーティングが2000前後まで上がり、そこで安定している。
- 3手メイトは当たり前で、もっと長いメイトにも手が届く。
- すべてのチェックと駒取りを試し尽くす前に、静かな手を見つけられる。
- エンドゲームのパズルを、別枠の難しいジャンルだと感じなくなった。
- テーマのコレクションに、タクティクスとエンドゲームのゴールドバッジがいくつも並んでいる。
MateMindでは、このレーティング帯はルークとクイーンのランクで、100ポイントごとに昇格があります。2000でクイーンIII、次の大きな節目は2100のキングです。











